まとめてクラウドPBXのP電話サービスは、インターネットを介したUDPプロトコルを使用した音声通話となります。一般家庭のインターネット環境であれば、ほぼそのままLANまたはWi-Fi無線で接続してお使いになれます。電話端末以外の機器は必要ありません。
会社の社内LAN環境でお使いの場合は、セキュリティ設定で通信が疎外される場合があります。以下の要件について、ネットワーク管理者様に事前にご確認ください。
ネットワーク環境に対する要件
- 通信方向/インターフェイス:WANからの通信
- 通信制御方法:許可する
- プロトコル:UDP
- WAN側相手IPアドレス(送信元IP):fpbx670.covia.jp (35.189.159.121)※弊社SIPサーバ
- WAN側相手ポート(送信元ポート):「* (全て)」または 5071,10000-20000
- LAN側IPアドレス(送信先IP):「* (全て)」
- LAN側ポート(送信先ポート):「* (全て)」
※上記は一般的な項目例であり、実際の設定可否,設定項目,設定方法はご利用機器により異なりますので、ご注意ください。
※弊社SIPサーバのIPアドレスは予告なく変更される場合がございます。
設定時のIPアドレスはコマンドプロンプトから「nslookup」コマンドでご確認ください。
着信通話に問題がある場合
着信通話が正常に行えない場合、お使いの環境におけるファイアーウォール設定により、UDPポート開放を維持する時間が短く設定されている可能性があります。
例:Yamaha製ルータのRTシリーズ等であれば下記設定で600秒以上の数値となるよう設定ください。
- IPフィルタ設定時のUDPセッション維持タイマー設定の場合
ip filter dynamic timer udp-idle-time=600
- NAT設定を行っている場合、NATテーブル維持タイマー設定を長くする
nat descriptor timer <NATディスクリプタ番号> protocol=udp 600
お使いのネットワーク環境のファイアーウォール設定により、UDPプロトコルが通信制限されていないかご確認ください。
それでも改善されない場合は、サーバーからの電話機宛の通信を明示的に許可する設定をお試しください。