通話料割引の仕組み
一般に通話料割引サービスには「IP電話」方式と「プレフィックス」方式との2種類があります。「IP電話」の代表例はOCNが提供する050Plusであり「プレフィックス」のほうの代表例は楽天が提供する「楽天でんわ」です。それぞれに一長一短がありますが、まとめてクラウドPBXサービスでは、どちらの方式も標準搭載しており、ご利用シーンに応じてそれを適宜選択し、それぞれの利点が享受できます。
IP電話方式
通話に通信事業者が提供する音声回線を使わずに、データ通信を使ってSIPサーバーを介して通話を提供します。050番号がアサインされ、一般の電話(固定電話と携帯電話)との間で相互に発着信と通話が可能です。通話料金は「プレフィックス」方式よりも安く設定されています。有線LANで固定式のIP電話を使った場合はとても安定した方式です。構内でWi-Fi無線や、屋外で携帯無線通信などを使った場合は、通話の安定性と音声の遅延といった点で少し懸念があります。回線状態が安定している場合は問題ありませんが、回線状態の変動がサービスの品質に影響します。コストはプレフィックス方式に勝っています。
050Plusの料金
一般加入電話 8円/3分
国内ケータイ 16円/1分
プレフィックス方式
携帯電話との間に、通信事業者の提供する音声回線を利用し、プレフィックスと呼ばれる特定の番号を先頭に付け足してから発信することで安価な回線へ切り替えて、低価格な料金を提供するものです。「ケータイの通話料を半額にする」といった宣伝文句で知られているサービスです。
楽天電話の料金
一般加入電話 10円/30秒
国内ケータイ 10円/30秒
まとめてクラウドPBX
まとめてクラウドPBXでは、IP電話方式とプレフィックス方式のどちらにも対応しています。IP電話方式はスマートフォンに市販(無料もあり)のソフトフォンをインストールしてご利用ください。プレフィクス方式は、会社用の相手先には、電話帳の電話番号の先頭に「0037-67」を付加してお使いください。